かわリハ

シリーズ化インタビュー!【精神科作業療法士編】
  2019.0814

こんにちは!
本日は私たちが普段どのような仕事をしているのか、皆様に知って頂きたく職員の声を掲載したいと思います。

初回は精神科作業療法士として働く、7年目の女性作業療法士にインタビューです!!

☆精神科作業療法とは・・・
精神疾患によって生活に支障が生じた方に対し、集団活動(体操、レクリエーション、音楽療法など)を通して生活リズムの安定や社会生活機能の回復を図ります。
集団活動の様子は2018年3月『集団活動』の記事をご覧ください。

Q1.やっていて難しい事は何ですか?
当院では生活背景、性格、価値観が様々な方が治療のため一つのユニットで生活を共にされており、その中で集団作業療法を実施していくことに一番難しさを感じます。 集団リハビリでは患者様それぞれに目標がありますが、私個人としては、患者様、スタッフを含めて一瞬でも一体感やポジティブな感情を共有できることを目指しています。 同じところで笑ったり、驚いたり、たまには悲しんだり、他者を労ったりという感情が共有できれば、セッションが上手くいっているなと思うし、終了する時には安堵感を感じることもあります。

Q2.印象に残っていることを教えて下さい。
創作活動を通してのエピソードで、保続(前に行った動作を繰り返すこと)がなせる業ともいえますが、縞模様のパターンを繰り返すタッチで塗り絵をされる患者様がいらして、その作品がとてもアーティスティックで印象に残っています。発動性の低下が著しく、A4の塗り絵の図を完成するのに半年を要しました。ただそのプロセスを通してその方の見える世界に触れた感じがしました。

Q3.今後やってみたい事は何ですか?
認知症に有効と言われる有酸素運動を取り入れたコグニサイズを昭和のノリノリの歌謡曲に合わせて考案し、シリーズ化してみたいです。例えば山本リンダの「どうにも止まらない」なんていいなと思っています!平成生まれの方には馴染みがないかもしれませんが、昭和歌謡はすごく奥が深いです。かわさき記念病院の音楽療法士の先生方も昭和歌謡を本当によく用いていますよ。


こちらは役割ごとにシリーズ化してインタビューをしていきたいと思っていますので今後も是非ご覧ください!