リハビリテーション科のご紹介

ご本人様を第一に考えたリハビリテーションを提供させて頂きます!

かわさき記念病院のリハビリテーション科では、認知症の方を対象にしたリハビリテーションを行っています。ご本人様を第一に考え、地域に根差し、認知症を有した方の尊厳を守り、穏やかに過ごしていただけるような援助を目指しています!!

かわさき記念リハ

リハビリテーションとは

かわさき記念病院薬剤部2

リハビリテーションの語源はラテン語で、re(再び)+ habilis(適した)。つまり、「再び適した状態になること」「本来あるべき状態への回復」などの意味を持っています。 リハビリテーションには、失われた生活習慣を元の生活に戻す、あるいは現在の生活の状態を維持する、または残された能力を生かして新たな生活様式を獲得するといった意味があります。 リハビリテーションと言えば、マッサージや歩行訓練などととらえがちですが、本当はとても広い意味があります。

当院のリハビリテーション

リハビリテーション科のスタッフ

当院には、リハビリテーション専門職である作業療法士と理学療法士が常勤職員として勤務しています。

「作業療法」とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は 社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。
「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。


理学療法士及び作業療法士法
昭和40年6月29日法律第137号 第2

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リハビリの目的

【身体に対するリハビリ】
身体機能の維持・向上
日常生活動作能力(顔を洗う、トイレで用を足す等)の再獲得
起居動作(寝返り、起き上がり等)や歩行能力の再獲得
歩行補助具や介護用品の選定

【精神に対するリハビリ】
認知症の進行予防、および現在の認知症維持・向上
記憶力の維持
不安の軽減
ストレス発散や、気分転換
精神症状の安定

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リハビリの内容

生活機能回復訓練:一日24時間の日常的なケアの中で、日常的な生活行為の回復をはかります。
食事動作訓練、排泄動作訓練、整容動作訓練、更衣動作訓練などを行います。
精神科作業療法(集団訓練):作業療法士の指導により20人前後の集団で、1日2時間程度の訓練を行います。
代表的な活動に、体操、音楽、創作活動、園芸、などがあります。
理学療法(個別訓練):基本的動作能力を回復するためのマンツーマンでおこなう訓練です。起居動作訓練、歩行訓練、筋力増強訓練、関節可動域訓練などがあります。

生活機能回復訓練

環境調整:安全性を配慮
動作指導:根気よく繰り返し指導
介助量、介助方法の検討
福祉用具・介護用品の選定

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日常的行為の維持
能動的な行為の維持

かわさき記念病院薬剤部2

生活機能回復訓練は、リハビリテーション科の職員ばかりでなく、医師の指導監督の下で、看護師、精神保健福祉士の従事者と協力しながら、精神症状等の軽快及び生活機能の回復のための訓練及び指導を行います。 食事や洋服の着替え、歩行や車いすでの移動、トイレでの排泄行為、顔を洗ったり歯磨きしたりといった整容、そして入浴などの生活を営む上で不可欠な基本的行動を指導します。すべてを介助するのではなく、その方に残された能力を最大限に発揮できるような関わりを通じて、日常的行為や能動的な行為の維持をはかります。

精神科作業療法(集団訓練)

トイレや入浴などの基本的な生活行為だけでは、一日の大半は何もしないでいる時間が占めてしまいます。精神科作業療法では、基本的な生活行為のあいだに、創作活動や各種の余暇・身体活動を取り入れ、夜間の不眠や徘徊などを減らし、生活リズムの改善をはかります。

創作活動

かわさき記念リハ

書字・織物・ちぎり絵・折り紙・切り絵・コラージュ・書道・ステンシル・絵画などの創作活動を行います。生産的な活動を通して、仕事のような従事感を体験していただき、精神的な充足感を得て、症状の軽減をはかります。 また、認知症の方は、時間や季節に対する認識が衰えていることが多く、外出の機会が少ない入院生活は、それをさらに進行させてしまう恐れがあります。季節にちなんだ創作物を作成することで、時間の移ろいを感じて頂くことも目的の一つです。

各種の余暇・身体活動

かわさき記念リハ

認知症になると、自室に閉じこもって独りで過ごす時間が長くなってしまいがちです。集団で行う各種余暇・身体活動は、「ここに来るとほっとする」、「なんだかもう一度やれそう」、そんな思いがもてる場を提供することから始まります。自分だけではない」という安心感や、自分の存在を他者に受け入れられることにより、安らぎや癒しを得て、自分自身も受け入れられるようになります。

理学療法(個別訓練)

かわさき記念リハ

理学療法の特徴は、基本的動作能力の回復を図るということにあります。基本的動作能力というのは、寝たり起きたり、立ち上がって歩いたりといった、人間が生活していく中で行っている動作のことです。関節可動域訓練や筋力訓練などを行って、生活行為に必要な基本的運動能力を獲得していきます。

入院から退院までの流れ

「カンファレンス」は、医師、精神保健福祉士、看護師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士らの専門職種が集まり、対象患者さんの課題や問題点を明らかにし、入院中の治療方針やケアの方法を考えていく検討会の場です。入院時、1週間後、1カ月毎を目安に開かれ、退院後の生活を再建するための具体的な支援策を、ご家族様と関係職員が一緒になって考えていきます。

入院決定

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入院カンファレンス

リハビリについてご説明させて頂き、ご家族様のご希望を伺います。
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リハビリテーション

生活機能回復訓練・精神科作業療法・理学療法
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退院前訪問指導

退院後、お家へ戻られる方で住宅改修などが必要な場合に行います。
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退院前カンファレンス

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退院

患者さんの病状等を伺います。
入院を前提に受診の予約をいたします。
(患者さんの症状によっては外来通院の場合もあります。)
事前に家族の来院が可能でしたら、お越しいただき、患者さんの生活状況等を伺います。
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地域リハビリテーション

リハビリテーション科では、在宅復帰を望まれる患者様に対して、必要に応じて退院前訪問指導を行い、福祉機器の導入や家屋改修による環境調整をアドバイスさせて頂いています。 また、地域の病院や施設、介護事業所様に対しては、入院中の訓練内容や実施状況について情報提供をさせて頂いています。 院内に開設しているデイケアとも連携し、地域全体で認知症患者とご家族様を支える「地域包括ケアシステム」の一端を担えるように取り組んで参ります!!

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